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numロック vs 妻

Windows

在宅勤務中の妻が言いました。「numロックいらねえ」と。

そこで私は一肌脱ぐことを決意。これは、少しかじったC++の知識とネットの知恵を総動員してnumロックに立ち向かった男の物語である。(←途中で疲れたので物語はだいぶ駆け足になります。)

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何のためのnumロック?

初めにお断りしておくと、テンキーなしのキーボードであればnumロックは意味があるように思います。普段JやらKの役割をしているそこら辺のキーが数字に早変わり。私は使いませんがこの機能を使う人はもちろんいるでしょう。
それに対して、右側にテンキーが付いているキーボードではnumロックはどのような働きをするか。それは、テンキーの有効/無効を切り替えるだけです。
それってどれほどの需要があるのでしょうか。押し間違いとかを防止するためでしょうか?
大体の人はホームポジションをベースにタイピングすると思うので、意図しないタイミングでテンキーを押してしまうことってそうそうないですよね。
むしろ、何かの拍子でnumロックがOFFになっていた場合、テンキーを操作しようとして入力されないっていうデメリットのほうが多いように感じます。
これってなんか意味ないですよね。。。

 

妻の愚痴を喜んで聞く

はなしは少し変わり、我が家は共働きです。妻も社会人生活の軋轢の中で、業務の話から人間関係の話まで大小さまざまな問題に直面しています。私はそんな妻から出力される愚痴を喜んで聞きます。これも結果的に活発なコミュニケーションを行っているので有意義であると思っています。
そんな妻の愚痴の中から、本日の本題となるnumロック要らねえ問題が出てきました。
妻も会社のパソコンはテンキー付きのキーボードをつないで業務をしているらしいのですが、いざテンキーを打った時に数字が入力されなくてイラっとすることがよくあるようです。
これはちょっとしたことですがクリアされるとスカッとします。
どうしたものかとしばし考えましたが、この分野は私が活躍できるのではないか?と、普段愚痴を聞くだけのことが多い私はにわかに色めき立ちました。

プログラミングと私

なぜ「私が活躍できる分野」なのかというと、実は私は過去に仕事でプログラミング(C++)をかじったことがありました。
そんな過去の仕事の中で得た知識の中に、アプリケーション(例えばWORDなど)がキーボードの入力を受け付ける前に、自作のプログラムが一旦受け取って何らかの処理ができるってことを朧げにではありました。
なので、今回の件は、「まるっきりの手掛かりなしでもなく」、「見えない部分がまあまあある問題」なのです。この感じってなんか楽しくないですか?(私だけ??)

準備したもの

さっそくプロジェクトに取り掛かるべく、情報収集と開発環境を準備しました。
久々のブログ投稿に疲れたのでここからは駆け足です。

情報収集

何は無くても情報収集。ネットってやっぱ便利ですね。
私の朧げな知識をもとに色々ネットで調べてみるとわかったこと。

・特定のアプリではなく常にキー入力を取り込むには、DLLの実装が必要
・コードはC++で書ける

これなら私のスキルでも追いつけるレベルです。

開発環境

どちらかというとこちらのほうが困りました。
なぜなら、私が昔仕事で触ったことのある開発環境はとても便利なソフト開発アプリだったのですが、たしかなかなかに高額な商品だったと記憶しています。
趣味みたいなもんでそんな出費はしたくないと思っていたのですが、ネットで調べてみると無料の開発アプリC++Builderを使えることがわかりました。
無料と言っても私がやりたいことは十分満たせる機能が実装されているのでとても助かりました。

出来上がり!

そんなわけで(どんなわけ?)、出来上がりました。
アプリの画面イメージはこんな感じです。

ツール画面イメージ

画面上の仮想キーをクリックして赤×がついているキーは、キーボード入力が無効化されます。
この例だと左WindowsInsertNumロックが無効な状態です。

機能追加

当初、numロック誤操作撲滅を旗印に立ち上がったプロジェクトではありましたが標準的なキーボードに配置されるキーは全て無効にできるようにしました。
見た目も仮想キーボードチックな感じに仕上げてみたところ、何か体裁が整っていい感じになりました。もちろんnumロックの無効化の要件は満たしているので妻にも喜んでもらえると思います。
(休日の昼夜をこの作業に費やしたことはあまり歓迎されませんでしたが。。。)

日本中を笑顔にしたい

唐突ですが、私の中には社会に貢献したいという気持ちがあります。たぶん。
そんな私は、今回の作業を進める中で「これは妻だけでなく、日本中のパソラー(PC使う人)のためになるであろう」という確信を含んだ予感がしていました。
そして出来上がりを客観的に見て、自身が確信に変わりました!(by 松坂大輔 18歳)

どこかで公開します

そんなわけで、出来上がったアプリをどこかで公開します。
で、ベータ版テストをして、改良して、正式リリースします。(可能なら収益化ァ!)
一般の方にご使用いただけるようになったらまたご報告します。

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